ハニャーンを観測できるツールを作った

Twitterでよく見る「死にたい」という言葉。この言葉をダイレクトに受けてしまうととても大変な状態かと勘違いしてしまいますが、大抵の場合はそうではありません。他の単語を用いるならば、「穴があったら入りたい」の代替になる場合が殆どです。しかし先程も書いたとおりこの単語はあまり良くない言葉です。実際Siriに話しかけてみると自殺防止センターなどを紹介されることがあります。そこで、もう一つの代替として様々な単語を用いる方がいらっしゃいますが、どれもあまり健全とはいえない単語ばかりです。そんな中、私は意識せずに「ハニャーン」を代替の単語として使っていました。

しかし、人間関係に振り回されたり家でだらけている影響で頭が動かなくなることがあるせいか、「ハニャーン」を連呼するようになってしまいました。同じ言葉をソーシャルネットワーク上に流すのはあまりよろしくないのは簡単に理解できるかと思います。同じ投稿を見てもそれは「ハニャーン」という単語だけですから何の役にも立たないからです。

そこで自戒の意を込めて「ハニャーン」をどれだけツイートしたのかカウントするツールを開発してみました。Android版Chromeで閲覧するとバーの色も変化します。

今日のハニャーン http://hanyaaan.gochiusa.xyz/

「今日のハニャーン」では一定時間ごとに周囲の「ハニャーン」を観測してカウントします。そしてカウントされた結果は「ハニャーンx1」といった形式で表示されます。ただそれだけです。まあ、使わなくなったらその時はその時だと思うんですけどね。自己満足のツールですから!

当初は自分のツイートのみを観測するツールでしたが、とある方のリクエストがあり周囲のハニャーンも検知するようになりました。検知したところでその方のツイートを晒すわけではないので別に遠慮する必要性はないかと思われます。好きなだけハニャーンしていれば良いのではないでしょうか。

インフラストラクチャ

hanyanet

全てDigitalOceanのシンガポールリージョン上にある仮想マシンで稼働しています。当初はAWS上で動いていましたが、ランニングコストが見合わないためこのようになっています。

ぼく「なんか、連想配列を保管するだけのイイ感じでめっちゃわかりやすいKVSないかなあ…」

また、値を保存するレベルの簡単なキーバリューストア型のデータベースが必要だったので、Redisを使用しています。mongoDBやAmazon DynamoDBのような豪勢なものは必要ないので使用していません。できればディスク保存を前提に考えて動かしたかったのでTokyoTyrantやmemcachedを使おうか考えましたが設定周りが面倒と感じました。たったひとつのネタに対してここまですると燃え尽きてしまいます。そんな中Redisは最適解でした。TwitterはAPIに大変うるさいのでこういった手法を使ってキャッシュとして扱っていきたいところです。

神社駆動開発

ところで皆さんは「JDD」という言葉をご存知でしょうか? そうです「神社駆動開発(Jinja Driven Developments)」です。もう常識ですね。今回、せっかくの出雲大社観光ということで、baserCMSのデベロッパーも実施してきました。

オープンソースカンファレンス 2016 島根 出展レポート! | baser CMS – 国産オープンソース!フリー(無料)で『コーポレートサイトにちょうどいいCMS』 

神社駆動開発とはテスト駆動開発、ドメイン駆動開発などのようなプログラム開発手法の一種です。福岡のとある方が提唱したこの方法ですが、主な特長として「神頼みでリリースが可能」「運がいいと空からコードが降ってくる感覚がする」といった点があります。私はこの神社駆動開発を取り入れて「今日のハニャーン」を太宰府天満宮で初版をリリースしました。提唱者によると、太宰府天満宮よりも香椎宮のほうが静寂さがありとてもお勧めなようなのでメジャーバージョンアップの際は香椎宮でリリースしようか考えています。あ、もちろん実践するなら周りの空気は読まないとまずい気がします。