サーバのHDDが壊れた

実際は壊れたのではなく、パーティションが破損したというのが正解だと思います。

先日就職活動周りで東京に行っていたのですが、休憩中に会った方と水曜どうでしょうの話題で盛り上がっていました。「もしシステムに障害とか起こったら予告編のBGMを流しそう」とか馬鹿馬鹿しい話をしていたのですが、もしかしたらこれはフラグだったのかもしれません。

さて本題。ブログなどを稼働しているメインのサーバはWindows Server 2012 R2を導入しています。なので当然ながらWindows Updateもあるわけです。たまたま自分のSurfaceとサーバを同時にアップデートしていたのですが、サーバだけ何時間経っても終わらずに「これ途中で詰まっているんじゃないか?」と思い、電源長押しで切ったわけです。これが運の尽きでした

再び起動するとサーバーは正常に起動するものの、仮想マシンが起動しない状態に。なぜだ?と思いつつエクスプローラーを開こうとしたところ容量表示が出ないのです。開こうとしても「デバイスの準備ができていません」というエラーが出て開けません。準備とは一体何なのでしょうか。

USB変換アダプタを使ってSurfaceに接続しても「パラメータが間違っています」というまた別のエラーが。

一旦電源を切ってじっくり考えていたのですが、ちょっとまってこれかなり重要なデータ入ってるじゃん!?

目のハイライトが消えた状態で可能性を模索します。本当に壊れているのであればHDDが故障した時に鳴る独自の異音が鳴るはずです。しかし異音は鳴らずに正常に動作しているHDDと同じ音が鳴っています。これ、パーティションが破損しているだけなんじゃね??

一筋の光が見えました。ディスクの管理で見ると本来であればNTFSと表示されている部分がRAWという表示に。完全に死んだわけではなさそうです。

適当にAcronis Disk Directorで覗いてみるとデータは普通にありました。というわけでtestdiskでデータの取り出しとパーティション修復を試みることにしました。

testdiskはこのHDDがMBRなのかGPTなのかを聞いてきます。完全に忘れてしまったので、一か八かで当たってみることにします。

私は新しいものが大好きな性格なので「1TBのHDDでもGPTを使いそう」という酷い憶測の元GPTを選択したところ、どうやら正解でした。1つのパーティションがリストに表示されました。このHDDはシステムドライブではなく、データの入った通常のドライブなのでこれで問題ありません。

Windows上でtestdiskを実行するとディスクのスキャンに1日以上かかってしまい、他の作業ができなかったのでUbuntuの入ったネットブックでスキャンをすることにしました。こっちだと5秒で終わってしまったのですが(錯乱)

リストを開いてみると、こちらでもファイルが表示されています。こうなったらやることは一つ、博多に行ってHDDを買ってくることです!急いで着替えてHDDを買ってくることにしました。

帰宅後ネットブックに入っていたHDDを引き抜いて、買ってきたHDDを含め3台接続してサーバを起動。

まずは仮想マシンのデータをバックアップします。容量が多いためか半日かかりました。

他のデータなど含めてバックアップを取ってからパーティションを修復することにしましたが、残念ながらパーティションを修復することはできませんでした。ですがエラーなしで全てのファイルをバックアップできたのでまあ良いでしょう。復旧とみなすことにします。

破損したHDDの代わりにバックアップしたHDDを接続してPCを起動すると(当然ではありますが)マウントされてデータも表示できました。

そして肝心の仮想マシンを起動します。

生き還りました!やりました!!

後日、故障したHDDをもう少し調べることにしました。結論から言ってしまうと異音は鳴らないものの、手の施しようがない状態に。RMAが使えるならそれを使って交換手続きをしようと思います。データのバックアップの重要さに気付かされた週末でした。