がむしゃらに、ひたすら前へ進む

この記事はSHIROBAKO Advent Caleder 20日目の記事です。

19話の「釣れますか?」が、個人的にものすごく刺さったので雑に書き留めます。今の自分を肯定してくれるように聞こえたのです。

自分は他の人と比べて飛び出たスキルを自覚できておらず、そういう飛び出たスキルを持つ人に少し憧れを持っているぐらいです。ただ、大事なのはこれは自分だけではないということ、そしてこれは悪いことではないということです。


宮森が目の前の仕事を処理することに精一杯になって、自分の立ち位置がわからなくなってしまった時に丸川社長と武蔵野動画の社屋へ一緒するのですが、その際に言った丸川社長の一言。

ただがむしゃらに、ひたすら前へ進んでた。

どんなに嬉しい出来事であっても、心が削れそうな出来事であっても、それは後退しているのではないことに気付かされます。

宮森がアニメ業界に興味を持った作品である「山はりねずみ アンデスチャッキー」もアニメ制作の現場では物事が順風満帆に進んでいるわけではなく、厳しい声が飛び交う中で誕生していたのです。

きつい声が飛ぶ中、新しいことにチャレンジする姿勢は本当にすごいです。チャレンジしても経験だし、叱られたりしても経験になる。一つ一つ打たれて凹んでも次に挑む姿勢は見習いたいです。

目の前の面白そうなことを必死にやっていただけだよ。

最近、自分が今後どうなりたいかというのを聞かれる機会があったのですが、具体的な夢や目標を掲げていない自分にはとても刺さるものでした。

ただ前に進んでいるだけなのにいろんな出会いがあって、その度ごとに新しい世界が見えてくるんだ。

前に進むと、今までしたことのない出来事が起こります。もしかしたら一間自分とは全く関係ないことかもしれないし、やりたくないことかもしれないです。

その時、今まで関わったことのない人にお世話になり、新しい世界を知る必要があります。また、その知識や人脈というのは決して一時的なものではなく、今後自分が成長するためや明確な目標が見えたときにまたお世話になるのです。まるで網目状につながっている人間関係は本当に興味深いです。(自覚するのに時間がかかってしまうのはつらいですが。)

俺さ、自分の進む先が最初っから見えてたわけじゃないんだ。気がつくと今ここにいる。それだけ。

大倉さんにとってここがゴールだとは感じさせない一言です。


思ったことをつらつらと書いてしまいましたが、「焦らず急がず動くと目標は見つかるし、道中の出来事は目標を達成するためのヒントになる」ということに気付かされたエピソードでした。

ぼくも頑張ろう。