Surface Pro 3を修理に出した

【追記】詳しい内容をもう一度まとめています。あわせてご覧ください。

https://mattenn.fkgt.net/2016/09/repair-surface/

やっと帰ってきました

事の発端は先月のこと。UEFIのアップデートにコケてバッテリーが認識できなくなりました。更に保証も切れており有償修理扱いとなりました。修理代金を書くのは億劫になるので控えておきますが、敢えて言えば「iMacの修理代金並」でしょうか。遠征前のトラブルだったのでかなり痛かったです。
Twitterには書いているかと思いますが、実は修理2回目です。本来であれば1~2週間で届くのですが、届いたSurfaceにWindows Updateを適用したら今度は起動すらできなくなったので再度修理依頼をすることに(この修理は無償でした)。ずれ込んで遠征中に届く羽目になりました。迅速な対応は良かったけど、タイプカバーとケースとフィルムが残った環境は精神的に来るものがありました。
1回目2回目の修理どちらにでもありましたが、「届いたSurfaceのOSはWindows 8.1かWindows 10が搭載されていますが、どちらが入っているか分かりません。ご了承いただけますか?」と聞かれましたが、私は「どちらでも構いません」と即答しました。UWPアプリを開発したいこともありWindows 10が搭載されていてほしいのですが、仮にWindows 8.1が入っていても無償アップデートできるので結局変わりはありませんからね。

Officeのアクティベートができない

Surfaceが届いたものの、Officeのプロダクトキーがメールにて送られてこないのです。(プロダクトキーは製品固有らしい)なのでSurfaceのサポートセンターに電話してそのことを伝えたところ、「一週間程度かかる」とのお返事。ソフトウェアなのに一週間も待たないといけないのかと待っていたら翌日プロダクトキーが届きました。これで無事アクティベートができると思ってOfficeを再インストールしてアクティベートしようと思ったところ、やっぱりアクティベートができない。よくよく確認したら以前送られたプロダクトキーとまったく同一だったのです。そこでサポートセンターに再度電話。すると、「Officeの窓口にてお問い合わせください」と告げられ、Officeのサポートセンターに電話。すると「Surfaceの窓口にてお問い合わせください」と告げられたらい回しの嫌な予感がしつつも電話。そして返ってきた応えが「Officeの窓口にお問い合わせください」との返事。流石に「いい加減にしてください」と思っていたら、そのままOfficeのサポートセンターにつながり、ライセンスの問題を解決してもらいました。これでアクティベートも無事完了。というか最初からこうしてくれよ。

やったこと

ローカルアカウントを作成してからMicrosoftアカウントと紐付けをする

通常は普通に進めて問題ないのですが、Play Frameworkを使った開発をしている方などはこの回りくどい手順を踏まないと後々大変な思いをします。
なぜこのような回りくどい手順を踏まなければならないのか。それはWindows 8以降のOSはMicrosoftアカウントの名前からユーザー名を作成するからです。もうここでお気付きかとは思うのですが、仮にMicrosoftアカウントが「香風 智乃」だった場合はユーザー名が「智乃」になります。そうですMicrosoftアカウントが日本語ならユーザー名も日本語になってしまいます。アプリケーションを開発する上で日本語のユーザー名は時に致命傷になるので、こればかりは要注意です。自分はPlay Frameworkを使った開発をする際にこの問題にぶち当たりました。
ちなみに既にやらかしてしまって、再インストールもしたくない方はC:\Usersにシンボリックリンクを貼ればほぼ解決できます。”C:\Users\智乃”以下を”C:\Users\Chino”のようなシンボリックリンクを貼ればOKです。

OneDriveでファイルの同期をしないようにする

こちらも通常であれば普通に進めて問題ないのですが、Windows 8.1のOneDriveで選択型同期を使っている方は要注意です。Windows 10から選択型同期ができなくなりました。1TBと大容量なストレージをフルに活用している場合は256GBのSSDなんて既に埋まってしまいます。
ここだけいうとOneDriveを無効化するべきかと思いがちですが、OneDriveはファイルの同期をするだけでなくPCの設定も同期することができます。複数台Windows 10を搭載したパソコンを持っている場合は(これは嫌悪する方もいるかと思いますが)壁紙などの設定を同期できますし、万が一PCを再インストールしても設定も戻すことができます。なので「ファイルの同期だけ停止」することにしました。

やっぱり、Surfaceはいいぞ 。

なんだかんだトラブル続きのSurfaceですが、普通のメーカー製PCでもなくApple製品でもない時点で保証に関しては腹を括っていました。なのでやっぱりこういう結果になったのはガッカリします。ただ、自分としては「タブレットにもPCにもなって、そこそこ使えるCPUとまともなメモリとSSDが使えてペンの入力もできる」という夢のようなパソコンであるのでこれからも愛用していきたいところです。