実際は壊れたのではなく、パーティションが破損したというのが正解だと思います。
先日就職活動周りで東京に行っていたのですが、休憩中に会った方と水曜どうでしょうの話題で盛り上がっていました。「もしシステムに障害とか起こったら予告編のBGMを流しそう」とか馬鹿馬鹿しい話をしていたのですが、もしかしたらこれはフラグだったのかもしれません。
さて本題。ブログなどを稼働しているメインのサーバはWindows Server 2012 R2を導入しています。なので当然ながらWindows Updateもあるわけです。たまたま自分のSurfaceとサーバを同時にアップデートしていたのですが、サーバだけ何時間経っても終わらずに「これ途中で詰まっているんじゃないか?」と思い、電源長押しで切ったわけです。これが運の尽きでした。
再び起動するとサーバーは正常に起動するものの、仮想マシンが起動しない状態に。なぜだ?と思いつつエクスプローラーを開こうとしたところ容量表示が出ないのです。開こうとしても「デバイスの準備ができていません」というエラーが出て開けません。準備とは一体何なのでしょうか。
USB変換アダプタを使ってSurfaceに接続しても「パラメータが間違っています」というまた別のエラーが。
悲報いいですか
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
サーバー機のHDDが死んだ
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
一旦電源を切ってじっくり考えていたのですが、ちょっとまってこれかなり重要なデータ入ってるじゃん!?
HDDが瀕死状態になった時、「このHDDにしかブログのデータ入ってないやん」と気づいた時のぼく pic.twitter.com/gLKd8NFjmq
— まってん🐈 (@MATTENN) March 18, 2017
写真 … Amazonにバックアップとっているので痛くない
音楽 … Google Play Musicに転送しているので軽傷
仮想マシン … 一番まずい— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
目のハイライトが消えた状態で可能性を模索します。本当に壊れているのであればHDDが故障した時に鳴る独自の異音が鳴るはずです。しかし異音は鳴らずに正常に動作しているHDDと同じ音が鳴っています。これ、パーティションが破損しているだけなんじゃね??
一筋の光が見えました。ディスクの管理で見ると本来であればNTFSと表示されている部分がRAWという表示に。完全に死んだわけではなさそうです。
実際はディスクの管理でRAWと表示されるのでHDD死亡というよりかはパーティション破損かも
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
適当にAcronis Disk Directorで覗いてみるとデータは普通にありました。というわけでtestdiskでデータの取り出しとパーティション修復を試みることにしました。
testdiskは仕様上仕方ないんだけど、元々のパーティションに別のディスクのダンプファイルおいてたりした場合、そこもパーティションの残骸だと認識してくれるので意識せずに復旧かけると死ぬ
— ねこ鍋@悪い子はjäger ฅ้้้้^•ﻌ•^ฅ้้้้ (@Hamache9801) March 17, 2017
testdiskはこのHDDがMBRなのかGPTなのかを聞いてきます。完全に忘れてしまったので、一か八かで当たってみることにします。
私は新しいものが大好きな性格なので「1TBのHDDでもGPTを使いそう」という酷い憶測の元GPTを選択したところ、どうやら正解でした。1つのパーティションがリストに表示されました。このHDDはシステムドライブではなく、データの入った通常のドライブなのでこれで問題ありません。
Windows上でtestdiskを実行するとディスクのスキャンに1日以上かかってしまい、他の作業ができなかったのでUbuntuの入ったネットブックでスキャンをすることにしました。こっちだと5秒で終わってしまったのですが(錯乱)
きたんじゃないか???? pic.twitter.com/uUejgVH4ar
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
リストを開いてみると、こちらでもファイルが表示されています。こうなったらやることは一つ、博多に行ってHDDを買ってくることです!急いで着替えてHDDを買ってくることにしました。
帰宅後ネットブックに入っていたHDDを引き抜いて、買ってきたHDDを含め3台接続してサーバを起動。
まともなHDD買ってUbuntuが入ってるHDDを引っこ抜いてバックアップしてる pic.twitter.com/DzUW9DM5mr
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
まずは仮想マシンのデータをバックアップします。容量が多いためか半日かかりました。
— まってん🐈 (@MATTENN) March 17, 2017
他のデータなど含めてバックアップを取ってからパーティションを修復することにしましたが、残念ながらパーティションを修復することはできませんでした。ですがエラーなしで全てのファイルをバックアップできたのでまあ良いでしょう。復旧とみなすことにします。
破損したHDDの代わりにバックアップしたHDDを接続してPCを起動すると(当然ではありますが)マウントされてデータも表示できました。
ふつうにマウントされる!!!!!!やった!!!!!!!!!!!
— まってん🐈 (@MATTENN) March 18, 2017
そして肝心の仮想マシンを起動します。
生き還った…..生き還ったぞ……!!!! pic.twitter.com/PnGrX8It9w
— まってん🐈 (@MATTENN) March 18, 2017
生き還りました!やりました!!
https://twitter.com/zabuton1mai/status/843126464794910720
後日、故障したHDDをもう少し調べることにしました。結論から言ってしまうと異音は鳴らないものの、手の施しようがない状態に。RMAが使えるならそれを使って交換手続きをしようと思います。データのバックアップの重要さに気付かされた週末でした。