この投稿はSHIROBAKO Advent Calendar 2018の8日目の記事です。
今年から私は4月から社会人エンジニャーとして東京で生きているのですが、ちょっと思うことがたくさんありました。その中の1割ぐらいがまるでSHIROBAKOのような世界だったので、ちょっと紹介します。
夢が絶望に変わるショック半端ない
平岡さんは、途中から登場していますが、すごく性格が悪いような受け方をしますよね。でも、それは平岡さんがアニメに対する愛情が失われたからという事実が判明します。なんかこれって思うものがあるんですよね。
これは、今の会社がつらい!…ではなくて私が学生時代に一つ大きな夢が崩れたショックがありまして、それがまさにこの部分のようになったわけです。俗に言う「レイプ目」みたいな感じで。人は一度でも堕ちると、信頼した誰かに手を引っ張ってもらったりしない限りは、なかなか今までの状態に戻ることは難しいことを学びました。
アニメーションに対して愛情を失った平岡さんが、徐々に周りの何気ない行動や言動で取り戻しつつあるのが良いですよね。でもまあ終始ツンなんですが。
ロロが正論ぶっ放しててやばい
まずは3話のこのセリフ。
「トライアンドエラーの繰り返しで少しずつ完成させていくしかないんだよ」
SHIROBAKO 3話 『総集編はもういやだ』
何事にも共通していそうですよね。GitHubでPull Requestしている方は一番しっくりきそう。どんだけ頑張ってもうまくいくとは限らず、「えっなんでダメなの!?」となることもしばしば。
当たって砕けろなんて言葉ありますけど、砕けるのが辛い。
どんなにでかいプロジェクトでも、基本的には細分化してタスクを作り、そこから少しずつ完成させていくのって大事ですね。
「原始的に見えるけど描かないとわからないことだってあるんだから」
SHIROBAKO 3話 『総集編はもういやだ』
構想を練るのは大事ですが、練るとこまで練ったらも手を動かす。そうじゃないと経験にも学習にもならないんですよね….。個人的には実際に手を動かしたら予想外に難しいところが出てきたってのがすごく怖いんですが。
「変な仕事、変な人達」
SHIROBAKO 3話 『総集編はもういやだ』
(頭をかかえる)
うっかりミスのリカバリーほんとすごい
新人として入ってきたお二方、ほんとキャラが濃いですよね。
途中二人は大きなミスをやらかしてしまいます。高速を間違えたり、寝過ごしたりと新入社員の二人はバタバタですが、それよりもデスクのみゃーもりは大慌てで奔走しています。でもその二人を笑顔で出迎えた姿には観ていて感動すら覚えます「すっごく慌てたよ〜〜!」とか言うかもしれません。でもその気持ちをグッと抑えて二人のために弁当を用意して待ったのは本当にすごいです。こういう人間になりたいです(切実)
身体はお大事に
途中で宮森が演出家が見つからずにあたふたしているシーン。その時にアロマキャンドルを渡されて、少し気分は和らぐも仕事がまだ残ってるのが心残りでうーんみたいな感じ。実際ほんとうに身体がダメな時って判断力や行動力が落ちて、仕事はもちろん生活にも影響が出ますよね。
無理しすぎないで明日生きるためのHPは前日に残しておくことの大事さを学びました。
目の前しか見えなくなってしまうのほんとわかる
実際仕事でバタバタしていると目の前のことしか見えなくなってしまうな、と感じました。目の前にある仕事をただこなす、消化試合のような状態になると、頭をフルに使ってる感じがしないのでHPはあまり消費しにくいですが、なんかただ動いてる感じがしてあまり楽しくはないんですよね。(仕事は楽しいものではないってのもわかりますが。)
定期的に自分が何をやっているのか、全体像は何かというのをチェックしておかないとただ消化するだけになるのを気付かされた瞬間です。
「そろそろ、少し高い所から遠くを見る時がきたんだよ」
一番心に響いたのはこれ。というのも、進路や就活でITエンジニアになりたいと思って必死に努力したのですが、気づかない間に目的と手段が入れ替わってしまいました。
そして今、自分の夢であったITエンジニアになることはできたのですが、じゃあ次はどうする?となると何も言えなくなってしまうのです。これから先のことをちゃんと考えなければならないなと思いとても刺さった一言です。
余談ですが、魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1stでなのはちゃん達がキャリアビジョンについて話してるシーンがあります。どんだけ意識高いんだって思いました。MacBook Air置いてろくろ回したり、アーティスト写真っぽいことしてるよりも意識高いです。
余談
Twitterのアイコンがごちうさになってるぐらいには、「ご注文はうさぎですか?」は大好きなんですが、2期から登場した新キャラに真手 凛というキャラがいます。
ふらふらして筆が進んでるのかわからない青山ブルーマウンテンさんを捕まえたり、CVが木村珠莉だったりするのを見るとなんとなく既視感を感じます。