Vaio type P

この記事はmohikanz advent calender 15日目の記事です。

ほんとうにいろいろなことがあってVaio Type Pが突如出現しました。

VAIO Type Pは当時ブームだったウルトラモバイルPCの中でも一躍有名だった機種です。ジーンズのポケットに突っ込むCMに衝撃を受けた方はとても多いのではないでしょうか。

実際にはジーンズのポケットには入らないっぽいですけどね。

折角なのでこのPCでちょっと遊び倒してみようと思います。

OSの選定

まずは、適当にOS突っ込んで遊んでみることにします。

Vaio Type PはWindows XP/Vista/7が搭載されています。サポート切れのOSをインストールするのは論外としても、Windows 7は2020年1月14日にサポートが終了します。なので他のOSを導入することにします。

ここで注意しないといけないのは、今回使っているPC(VGN-P90HS)は64bitのOSがインストールできないということです。搭載されているCPUである Intel Atom Z540は64bitアーキテクチャに対応していません。そのため、32bitのCPUにもインストールできるOSを選定する必要があります。

個人的には次のことができればクリアです。

  • Twitterができる
  • 文字入力がストレスなく入力できる

安直にLinux Mintみたいな軽量Linuxを入れるだけでは楽しくないので、メジャーなLinuxのディストリビューションやWindowsを一つ一つインストールしてみました。

なお、Vaio Type PはHDDモデルをSSDに換装するとtrimが走った瞬間フリーズするという致命的な欠点を持っていますが、SSDモデルだったためか、そういうことはありませんでした。

Windows 10

インストールはできるのですが、とにかく重い。Windowsの起動はとても高速なのでSSDではなくCPUと内蔵グラフィック周りが足を引っ張っているのでしょう。

具体的に言うとPCを起動した際にロック画面が表示されると思うのですが、そこからEnterを押してパスワードを入力する際、数秒間待たされて「アッこいつはやべえな」ってなります。

WindowsであればATOKなど日本語に強いIMEが使えるので文字入力に関してはストレスがありませんが、やっぱり重い。重すぎる。Twitterするためにブラウザを立ち上げようとしてもワンテンポ待たされます。そしてトラックポイントのドライバーが入らないためまともにスクロールできない…

Ubuntu

32bitのパッケージ配布が終了しています。悲しい!!!!

どうやらUbuntu 20.04 LTSからは32bitのパッケージ配布が再開されるようですが、まだ2019年です。待てない。

Fedora

32bitのパッケージ配布がない。悲しい!(2回目)

Vine Linux

以前話題だったPCだし、以前はよく使われていたディストリビューション入れたほうが楽しそうだよねという気持ちになってきたので導入しました。

ですがこちらは内蔵のSSDを認識することができずに断念。もちろん対処方法はあったのでしょうが、そこまでして手間を掛けてまでインストールしたいわけではないので諦めました。

Debian GNU/Linux

そこそこ軽量かつまともに動作したのがこれでした。ファンクションキーなども正常に動きますし、何より重くありません。(軽いとは一言も言っていない)

netinstallのイメージを使えば、足元に転がっているCD-Rも使えますし、不要なパッケージも削れますね。

実際使った感想ですが、Markdownで文章を作成するぐらいであれば全然許容できるレベルの動作ですし、2ペインの画面を操作するにはもってこいのディスプレイサイズなので、個人的には気に入りました。IMEもmozcなのでGoogle Japanese Inputを使っている私としては特に抵抗はありません。

Twitterもそこそこ動くので特には困りませんが、スクロールがきついのでmikutterでも導入しようか考えています。

Youtubeの動画再生は最初から期待していないので検証するつもりはないです。

結論

このご時世にVaio Type Pはきつかった。